イチロー「今年で終わりじゃないんだから」

[ 2008年7月27日 08:20 ]

ブルージェイズ戦の9回、中前打を放つマリナーズのイチロー。日米通算3000安打にあと4本とする

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は26日、トロントでのブルージェイズ戦に「1番・右翼」で出場、5打数1安打だった。内容は二ゴロ、中飛、二飛、捕ゴロ、中前打で打率は2割9分5厘。

 城島健司捕手は出場しなかった。チームは3―8で敗れた。
 一方的な展開での敗戦で、最後の打席にヒットが出たイチロー。右腕フレーザーの甘く入ったスライダーをイチローが鋭く中前にはじき返した。23日のレッドソックス戦の第1打席で打ってから15打席ぶりの安打だった。
 日米通算3000安打にあと4本。「残りゲーム数を考えれば、出てりゃいつかは通り過ぎる」。イチローは苦笑いしながら最近数試合の心境を説明した。
 「もし今年で僕が(現役)終わりとか、残り10試合を切ってとかいう状況なら話は全然違う。でも何となく(3000安打が)終点ととらえられているようなところにちょっと違和感がある」
 観客席でファンが掲げるボードには、やはり「3000」の文字が目に入る。「目指せ3000とかならちょっと寂しい。現時点なら4000目指せとか書いてよと思う」。早めの大台突破で、すっきりしたいところだ。(共同)

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2008年7月27日のニュース