福島由６安打完封！大阪桐蔭２年分暴れるぞ

＜大阪桐蔭・履正社＞優勝を決め、歓喜の大阪桐蔭ナイン

　【北大阪・大阪桐蔭２－０履正社】大阪桐蔭が、エース福島由の力投で接戦を制した。初回のピンチをライナーによる併殺で切り抜けると徐々にリズムをつかみ、６安打完封。「自分にとって夏の甲子園は初めてなのでうれしい。全国制覇したい」と意気込んだ。

　昨年は中田（日本ハム）を擁した大型チームだったが、決勝で涙をのんだ。西谷監督は「去年に比べて駄目だと言われていたけど、このチームを甲子園に連れていってあげたかった。２年分暴れてきたい」と感激の面持ちだった。初戦は第５日第３試合で日田林工と対戦。“スター不在”の強さを証明する。

　▼日本ハム中田（昨夏は決勝戦で敗退）阪神の高浜（横浜高ＯＢ）からメールが来て甲子園出場を知りました。試合を見ていないのでどういうチームか分かりませんが、調子がいいと聞いていました。甲子園に出るからには優勝を目指してもらいたい。差し入れも考えているので楽しみに待っていてください。

　＜履正社　わずか被安打３で敗れる＞履正社は、被安打３本で敗れた。エース左腕・吉川は「かわす投球だと打たれると思ったからどんどん攻めた」と声を出しながら気迫の投球で強力打線を封じ込んだ。しかし「立ち上がりの四球で相手に流れを持って行かれてしまった。大阪桐蔭ということで、動揺があったと思います」と、先頭・浅村への四球をきっかけに先制点を与えたことを悔やんだ。