宙組トップスター真風涼帆 “ラストステージ”にも「最後の日まで、まだまだ高みを目指して」

[ 2023年4月29日 11:00 ]

宙組トップスター真風涼帆
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 【Saturday宝塚】宙組トップスター真風涼帆の“ラストステージ”「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」が5月6日、東京宝塚劇場で開幕する(6月11日まで)。

 先日、宝塚大劇場での公演を終え、入団以来、17年間親しんだ本拠地に別れを告げた真風。東京公演を思い「最後の日まで、まだまだ高みを目指して成長していきたいと思っています」とさらなる進化を誓った。

 物語はイアン・フレミング原作「007」でおなじみの世界的スパイ、ジェームズ・ボンドを描いたオリジナル。米ソ冷戦時代を舞台に、トップ娘役の潤花(じゅん・はな)演じるヒロインがロシア帝国・ロマノフ家の末裔(まつえい)という壮大な物語で、真風の華麗な衣装の着こなしが話題だ。

 中でも難しいと言われるトレンチコートや何げないスーツのそれも、さらりとおしゃれで「英国風紳士ですので、ファンの皆さんにもバッチリ楽しんでいただけるように作っていけたら、と思っています」と力を込めた。

 ショーン・コネリーらさまざまなハリウッドスターが演じてきたキャラクター。真風は惑わされることなく「私なりのボンド像を作っていきたい」とブレなかった。 (土谷 美樹)

 ◇真風 涼帆(まかぜ・すずほ)7月18日生まれ、熊本県出身。県立大津高を経て06年初舞台。星組配属。09年「My dear New Orleans」で新人公演初主演。15年5月、宙組に組替えとなり17年11月トップ就任。身長1メートル75。愛称「ゆりか」。

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