宝塚宙組スター・鷹翔千空 満を持してバウ初主演 さらなる飛躍に期待

[ 2023年1月14日 11:00 ]

初のバウホール主演作「夢現の先に」で輝きを放つ鷹翔千空
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 【Saturday宝塚】宙組スター・鷹翔千空(たかと・ちあき)の初主演作「夢現(ゆめうつつ)の先に」が13日、兵庫・宝塚バウホールで再開した。

 新型コロナの影響で開幕2日目からいったん中止。当初、公演は16日までだったが21日まで追加公演が行われることになった。

 同作は毎晩のように悪夢にうなされる“僕”(鷹翔)が、不思議な青年と夢の中で交流を続けるうち成長を果たすファンタジー。片思いだった“彼女”(山吹ひばり)との交流、封印していた過去との対峙(たいじ)、ラストには驚きの事実が明らかになり、夢と現実を交錯させる物語は違和感なく客席を引き込む。

 2015年に首席入団し4年目で新人公演初主演を務めるなど、早くから抜てきが続いた鷹翔。最近では大劇場公演でも、スター軍団の一角で確実にカラーを出し存在感を示してきた。

 今回は満を持してのバウ初主演。3月にはトップスター真風涼帆のサヨナラ公演で、あの007を舞台化することでも話題の「カジノ・ロワイヤル~我が名はボンド~」が控えており、ますますの飛躍が期待される中堅スターだ。 (土谷 美樹)

 ◇鷹翔 千空(たかと・ちあき)5月18日生まれ、滋賀県草津市出身。県立東大津高を経て15年初舞台。宙組配属。翌年には「エリザベート」の新人公演でルドルフに抜てきされ18年「天は赤い河のほとり」で初主演。身長1メートル75。愛称「こってぃ」。

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