花組・柚香光<下> ダンスの花組を改めて思わせる作品に「心臓が口から出そうなぐらい光栄」

[ 2021年11月27日 05:30 ]

花組100年を祝うレビューで躍動するトップスター柚香光(左)とトップ娘役の星風まどか
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 宝塚歌劇団に花組が誕生して100年。その記念すべき節目にトップスターとして組を率いる柚香光は「このご縁に感謝しますし、身の引き締まる思い。常に最善を尽くそうと思う」と気を引き締める。

 現在、兵庫・宝塚大劇場で上演中のレビュー「The Fascination!」(12月13日まで。東京宝塚劇場は来年1月2日~2月6日)では、過去の名シーンを再現する場面もあり“ダンスの花組”を改めて思わせる。柚香も「心臓が口から出そうなぐらい光栄です。でも一方で“汚してはならない”という緊張感も」と心して挑んでいる。

 トップになって2年。そのほとんどをコロナ下で過ごしてきた。徐々に日常を取り戻す現状に「雨降って地固まるじゃないですけど“やるぞ!”という気持ちしかない」と、誓いを新たにしている。「どれだけやっても命果てることはないでしょうから、ここにいさせていただける限り、夢中でワクワクとドキドキを持ちながらまい進していきたい」と言葉に力を込めた。(土谷 美樹)

 ◇柚香 光(ゆずか・れい)3月5日生まれ、東京都出身。杉並区立和泉中を経て09年初舞台。花組配属。華やかな舞台姿で早くから頭角を現し19年11月、トップ就任。星組トップ礼真琴、月組トップ月城かなとは同期。身長1メートル71。愛称「れい」。

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