宝塚月組・七城雅 105期で新人公演主演一番乗り「同期に力をもらい、私もパワーを届けられるよう…」

[ 2023年3月4日 11:00 ]

 【Saturday宝塚】月組若手の七城雅(ななしろ・みやび)が初主演を務める「応天の門」新人公演が4月6日、東京宝塚劇場で行われる。

 先日、兵庫・宝塚大劇場で行われた同公演では、華やかなルックスと伸びのある歌声、はつらつとした演技で客席を引き込み、初主演とは思えぬ堂々とした姿にニュースター誕生を思わせた。灰原薬氏の同タイトルコミックを元にした日本物ミュージカルで、七城はユニークな一面も持ち合わせる若き日の菅原道真を熱演。

 終演後には人なつっこい笑顔で「本当にライトが強くて、自分が0番(センター)に立っているのかどうかも分からなかった」。それでも「ここに立たせていただいているということは責任があることですし“この人に付いていきたい”と思ってもらえる舞台人になりたい」と表情を引き締めた。

 2019年に入団した105期の中で、新人公演主演は一番乗り。「他の組の同期が凄く活躍している中で、私が“最初”というのも責任があることだと思いましたし、これから主演する同期もいますので、各組で活躍する同期に力をもらいながら、私もパワーを届けられるよう頑張りたい」と締めくくった。(土谷 美樹)

 ◇七城 雅(ななしろ・みやび)4月1日生まれ、愛知県出身。名古屋市立名東高を経て19年初舞台。月組配属。22年には「今夜、ロマンス劇場で」の新人公演で暁千星が演じた大蛇丸を演じ注目を集めた。身長1メートル72。愛称「きど」。

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