宝塚月組・月城かなと<下> 様々な挑戦で飛躍の年に「今年は“飛び込む”をキーワードに」

[ 2023年3月25日 11:00 ]

月組トップスター月城かなと
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 【Saturday宝塚】月組トップスター月城かなとが菅原道真に扮した「応天の門/Deep Sea」がきょう25日、東京宝塚劇場で開幕する。

 「応天の…」は灰原薬氏原作のコミックを舞台化した歴史ミステリーで、トップ娘役の海乃美月(うみの・みつき)、在原業平を演じる鳳月杏(ほうづき・あん)とのトライアングルも話題。

 さらに、「Deep…」は月組にとって久々のラテンショーで、深海を舞台にしたエネルギッシュなステージが見る者を圧倒する。華やかな衣装の数々に、クールさが話題のデュエットダンスも新鮮で「深海という設定があるのも、ショーとして演じがいがあります。こういうラテンショーって自分もファン時代、とても好きだったので、そういうものに挑戦できるというのがとても幸せ」とご満悦だ。

 劇中、深海にダイブするイメージ映像も流れることから「今年は“飛び込む”というのをキーワードに思っていまして、自分にとっても月組にとっても新たな挑戦の公演ですし、そういういろんなものにちゅうちょせずに飛び込んでいきたい」。今後も話題作が目白押し。トップとして3年目を目前に、脂も乗った月城の舞台は今後も楽しみだ。 (土谷 美樹)

 ◇月城 かなと(つきしろ・かなと)12月31日生まれ、神奈川県出身。田園調布学園高を経て09年初舞台。雪組配属。早くから美しい舞台姿で注目を集め新人公演に3度主演。17年2月、月組に組替えとなり21年8月、トップ就任。身長1メートル72。愛称「れいこ」。

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