星組・礼真琴 トップになった今だからこそ見せる「ハッピー」な世界観

[ 2022年4月16日 05:30 ]

星組トップスター礼真琴
Photo By スポニチ

 星組トップスター礼真琴主演のミュージカル「めぐり会いは再びnext generation」が23日、兵庫・宝塚大劇場で開幕する(5月30日まで。東京宝塚劇場は6月18日~7月24日)。

 同作は柚希礼音がトップだった11年、第1弾が上演され大ヒット。翌年に続編が製作され、礼はこの時、14歳の少年ルーチェを好演した。今回は続演から10年たち、成長したルーチェが巻き起こす騒動を描く。「この立場(トップ)になってから、ここまでハッピーな物語はなかったので、感情の振り幅とか悩みながらも期待は裏切らない、ハッピーでかわいくて楽しい世界観になっていると思います」と自信をのぞかせる。

 前回の続編版当時、礼は入団4年目。トップ娘役・夢咲ねね演じるヒロインの弟役という大役に「こんな大きな役をやる、というプレッシャーにそもそもおびえていたかな。ただ、ただできなくて悩んでいた」と振り返る。ダンス、歌、芝居と三拍子そろったトップスターになった今、大劇場を支配する礼が、どんなラブコメディーに仕上げるのか、興味は尽きない。 (土谷 美樹)

 ◇礼 真琴(れい・まこと)12月2日生まれ、東京都出身。東海大浦安高を経て09年初舞台。スターひしめく95期で首席入団し星組配属。13年「ロミオとジュリエット」で新人公演初主演。19年10月トップスター就任。身長1メートル70。愛称「まこっつあん」。

続きを表示

バックナンバー

もっと見る