【宝塚会見】宝塚宙組女性急死問題、宝塚と遺族が合意 阪急阪神HD会長が宙組上級生の詫び状持参し謝罪

[ 2024年3月28日 16:09 ]

<宝塚歌劇団会見>謝罪する阪急阪神HD・嶋田泰夫代表取締役社長、同・大塚順一執行役員(右)、宝塚歌劇団・村上浩爾理事長(左) (撮影・奥 調)
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 宝塚歌劇団は28日、大阪府内で緊急会見を開き昨年9月に急死した宙組劇団員についてこの日に遺族との間で合意書を締結したことを報告した。

 劇団の親会社である阪急阪神HD・嶋田泰夫代表取締役社長(59)が「私どもはこの事案の発生を重く受け止めご遺族と話し合いを続けて参りました。宝塚歌劇の上で夢見て希望を持って入団してきたご本人がどのようなお気持ちであったか、その活躍を楽しみにされ、全力でサポートされたご遺族がどのように思われたか。申し開きのいようもございません。心より謝罪を申し上げたいと思います。誠に申し訳ございませんでした」と全面的に謝罪した。。

 歌劇団がこの問題について正式に会見を開くのは昨年11月に続き2度目。この日は嶋田社長、同HD大塚順一執行役員(66)、宝塚歌劇団の村上浩爾理事長(56)が出席した。

 この問題について歌劇団側は、昨年11月、調査報告書を公表。長時間の活動や、そのことによる強い心理的負荷を認めた一方、いじめやハラスメントは「確認できなかった」と認めていなかった。さらに報告書公表時の会見では、村上浩爾理事長(当時は専務理事)が「(いじめがあったと言うなら)証拠を見せていただきたい」などとと発言。SNSなどネット上で非難されていた。

 歌劇団はその後、パワハラを否定する調査報告書を公式サイトから削除。遺族側と劇団の代理人同士が話し合いを続け、今年1月24日に行われた3回目の話し合いでは劇団側はハラスメントがあったこと自体は認めたが遺族側が公表した15項目のハラスメントのうち、どの部分を認めるかは見解を明らかにしていなかった。遺族側は2月末の記者会見でその約半数を親会社の阪急側が否定していると主張。双方の認識には食い違いがあった。

 しかしこの日、劇団の親会社である阪急阪神ホールディングスの角和夫会長らが、宙組上級生の詫び状を持参し謝罪した。 

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