EXIT兼近 安倍元首相の国葬「議論するほど政治利用にしか…」「大半が“どっちでもいいよ”って」

[ 2022年7月28日 22:36 ]

EXITのりんたろー。(左)と兼近大樹
Photo By スポニチ

 お笑いコンビ「EXIT」のりんたろー。(36)と兼近大樹(31)が28日放送のABEMA「Abema Prime(アベプラ)」(月~金曜後9・00)に出演。参院選の街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の国葬について言及した。

 政府は22日の閣議で、参院選の街頭演説中に銃撃され死去した安倍晋三元首相の国葬を9月27日に東京・日本武道館で行うと決定した。

 りんたろーは「こんなところでこういうことを言うのも…」と話し始め「どっちでもいいかなと思っています。国葬をするならば国葬でなければいけない理由を提示するべきだと思います。大切なのは安倍さんの死を悼み弔うことだと思います」と意見を述べた。

 「民主主義を守るとか暴力と戦うために国葬にするというのはつながらないと思っていて、そういうことと向き合って悲しんで忘れないようにするなら別にご家族の葬儀でもできるのかなと思います」と国葬についての疑問点を挙げた。

 兼近も国葬に対する疑問を口にした。「興味のない人からすれば“どっちでもいいよ”っていうのが大半だと思います。でもこういう問題に向き合っている人からすれば半々に割れている状況の中で無理してやるのかなと思うんですよね」と語った。

 「法的根拠はないとか何を成したかでこの人はやる、やらないの基準もよく分からないし、普通の人は自分のお金で葬式やってるのも気になりますよね。格差をつくる意味ってあるのかなと思っています。もしやるなら“こういう中でもやるんだ”って感じですね」と話した。

 番組内で議論された意見を聞き終えた後にも「安倍さんが何を成したとか、どんな利益を生んだのかとか、大半の人はどうでもいいですよ。“自分にどういう利益があるんだろう?”や“どういう気持ちや理由があるんだろう”ということしか考えてないんですよ。深く議論すればするほど賛成派も反対派も政治利用にしか感じられないなと思います」と冷静に語った。

 さらに「(国葬を)“やっちゃうんだ”なってもいいし、“やめたんだ”ってなってもいいという現状だと思うんですよ。ただそこにあるのは金が無くて死んでってる人がいっぱいいるけどっていう所に不満を持っている人がやってほしくないと思ってると思うんですよ」とまとめた。

続きを表示

2022年7月28日のニュース