DeNAドラ1・度会　喜び一本締め！楽天ドラ1・古謝からOP戦初安打　キャンプ完走

オープン戦   DeNA4－2楽天 （ 2024年2月25日    宜野湾 ）

＜D・楽＞5回、度会が右前打を放つ（撮影・篠原　岳夫）
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　今キャンプの最終打席。DeNAのドラフト1位・度会（ENEOS）は、やはり“持っている”。鋭い当たりの打球が右前へ。「もともと内角は得意。ここまで打撃内容はいいし、このまま継続したいです」と胸を張った。

　「1番・右翼」でオープン戦初出場。2打席凡退で迎えた5回2死一塁で快音を響かせた。マウンドには同じドラフト1位入団の左腕・古謝。その3球目の内角高めの直球に対し、バットを上からかぶせるようにスイングしてオープン戦初安打を記録した。桐蔭横浜大に所属していた左腕とは昨秋に練習試合で対戦して安打をマーク。「完成度が高い投手から打てて良かった」とプロの舞台でも結果を出した。

　度会で始まり、度会で終わったキャンプだった。キャンプインの1日はフリー打撃の初球を右翼芝生席に一発。その後、打撃練習では何度も内角球を苦もなくスタンドへ運び「内角高めもバットを上から出して、打球にいいスピンをかけるようにしている」と言う。素早く腰を回転させバットに力を伝える打撃センスは天性のものだ。沖縄最終日も“一本締め”で、これで紅白戦も含めた実戦は8試合で21打数8安打、打率・381。三浦監督も「日々、成長してくれている」と目を細める。

　すでに手締めは22日に行われたが、南国での25日間の野球漬けの日々が終わった。「あっという間でした。でも試合は続く。ここでの経験を生かしたい」と度会。球団では09年の松本啓二朗以来15年ぶりの新人の開幕1番へ向け、戦いは続く。（大木　穂高）

　≪「日めくり企画」に感謝≫注目ルーキーで感情表現が豊かな度会の今春キャンプについて、本紙は「日めくり企画」を随時掲載してきた。故障もなくキャンプを完走したことで、最終日は「喜」。今回の企画について度会は「連日、自分の表情が載っていたこと、感謝しています。まだまだこれからが本番ですが、皆さんに明るい表情を届けることができるように頑張ります。ありがとうございました！」と感謝した。