阪神・岡留が1回無安打無失点2K斬りで開幕1軍当確 岡田監督「使わんかったら怒られるよ」

[ 2024年2月26日 05:15 ]

オープン戦   阪神1―4中日 ( 2024年2月25日    北谷 )

<中・神>阪神・岡留(撮影・椎名 航)
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 沖縄出身の阪神・岡留が開幕1軍の当確ランプをともした。8回の1イニングを無安打無失点で2三振を奪った。先頭の後藤には1ストライクから同じ変化球で2球連続空振り。外角へ逃げながら落ちる軌道に、14年目のベテランのバットが、ボールから大きく離れて空を切った。それほどの変化量だった。

 報道陣から「シンカー?」と聞かれたサイド右腕は、「そんな感じです。変化球です」とはぐらかした。自主トレで師事した青柳から教わったフォークとみられる。左打者対策で覚えた“青柳フォーク”が効果を発揮し、続く前阪神の板山、石橋も簡単に料理した。

 「捕手の配球通りに投げられた。意図を理解して投げたことが、3人で抑えたことにつながったと思う」

 昨春のキャンプで「投げ方を忘れた」と突然投球フォームを崩した。制球難は今も岡田監督の脳裏に刻まれている。しかし今春は一変。17日の楽天戦、20日の韓国・サムスン戦に続いて対外試合は3試合連続無失点。べた褒めをした。

 「1年後にここまで成長してるわけやから、そら自分の努力じゃないか。みんなが認めてるやんか。これを使わんかったら怒られるよ、俺(笑い)」

 事実上のリリーフ合格を言い渡すと同時に、上機嫌で「1点差で負けている時のピッチャーにしとくわ」と起用法の青写真も描いた。 (倉世古 洋平)

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