阪神・森下がOP戦初安打となる二塁打! 五輪切符つかんだプロサーファー・松田詩野へエールの一撃

[ 2024年2月26日 05:15 ]

オープン戦   阪神1―4中日 ( 2024年2月25日    北谷 )

<中・神>2回、森下は二塁打を放つ(撮影・椎名 航)
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 阪神・森下が夢舞台への切符をつかんだ“盟友”へ、エールの一撃を放った。中日戦では2回2死、開幕投手最有力・柳の直球を砕き、今春オープン戦6打席目にして初安打となる左中間二塁打。スポニチの大阪版紙面で初共演し、この日にパリ五輪出場を確定させたプロサーファー・松田詩野へ、鮮やかな快音を贈った。

 「対談したときも、プロとしての意識が高く、競技者としての自覚や責任感を凄く感じた。金メダルを目指して頑張ってほしい。自分も連覇を目指して頑張りたい。ともに頑張っていきましょう」

 試合前に吉報を伝え聞いた若虎は、笑顔で祝福した。“口約束”で終わらせないために、まずは打撃を取り戻す必要がある。23日の巨人戦からバット選択で試行錯誤を続ける中、この日は自主トレから携えるグリップエンドがほぼない「ピート・ローズ型」は使わず、昨年使用したグリップエンドが大きい旧型で全4打席に臨んだ。二塁打に加え、3打席目の中飛も確実に捉えていた。慣れ親しんだ旧型で本来の「角度」が戻りつつある。

 「中堅方向に飛ぶというのが一番いい形。今回は直球だったが、変化球も中堅方向を狙えば(体勢を)前に出されたときでもレフトオーバーにつながる」

 ただ、岡田監督からはそう簡単に“合格点”はもらえない。「ちょっと(打つ)ポイントが悪い。侍までは、(打撃フォームを)いじらんとこと思ってる(笑い)」と虎将。侍ジャパンの一員として出場予定の3月6、7日の欧州代表戦からチーム再合流後に“突貫工事”も示唆された。だがそれも全て、期待の表れに過ぎない。

 「(3月は)オープン戦も多く入っている。外野手争いで結果を残していきたい」

 今オフ、松田とともに美酒を酌み交わすべく、日の丸も背負う若虎が右翼獲りと連覇への荒波を全力で乗り越える。(八木 勇磨)

 《正月企画で対談》
 ▽森下&松田の新春対談 24年1月1日付大阪版紙面で「野球×サーフィン」の次世代を担う2人の異種競技対談が実現。初対面ながら同じ神奈川県出身、誕生日が1日違い(森下8月14日、松田8月13日)の共通点で意気投合。互いが抱く日の丸への思い、競技の魅力、トレーニングに関する話から、それぞれ「シーズン20本塁打、2年連続日本一(森下)」「パリ五輪でメダル獲得(松田)」の目標を掲げ、健闘を誓い合った。

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