パドレス・ダル 3・21開幕2戦目浮上 野茂氏の助言で順調調整 OP戦初登板は28日

[ 2024年2月26日 01:30 ]

球団アドバイザーの野茂氏(左)と投球談義するパドレス・ダルビッシュ
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 パドレスのダルビッシュ有投手(37)のオープン戦初登板が、27日(日本時間28日)の本拠地ロイヤルズ戦に決定。シーズン初登板は3月21日のドジャースとの韓国開幕シリーズ第2戦の可能性が浮上した。

 前日のライブBP(実戦形式の打撃練習)で32球を投げた右腕は「現時点での目標は韓国までに準備が整うこと」と話していた。マイク・シルト監督はこの日「火曜日に先発する」とオープン戦初登板の日程を公表した。同時に開幕投手候補の右腕マスグローブが、ダルビッシュの前日となる26日(同27日)に登板すると説明。順調なら韓国シリーズの第1戦でマスグローブ、第2戦がダルビッシュの見通しとなった。ダルビッシュはこの日、ノースロー調整も、ブルペンでは野茂英雄球団アドバイザーからの投球フォームの助言など約10分間、笑顔で話し込んだ。

 開幕2戦目となれば、いきなりド軍・山本との日本投手対決の可能性も高まる。ド軍はグラスノーと山本が開幕投手候補だが、山本が2戦目に回る可能性もある。昨年3月のWBCでは侍ジャパンの世界一に貢献した2人。ダルビッシュが「あれだけ成績を残す中で、変化をつけるのは素晴らしい」と山本のトレーニングに取り組む姿勢を評価するなど、お互いに刺激し合った2人のマッチアップとなれば、注目は高まる一方だ。

 日本投手最長のメジャー13年目を迎える37歳。「韓国は行ったことがないから楽しみ。食事もだけど、ドジャースに勝った後のお酒を楽しみたい」と話していた目標を自らの右腕で実現させる。(笹田幸嗣通信員)

 ≪松井OP戦2度目登板26日VSカブス≫松井のオープン戦2度目の登板が25日(日本時間26日)の敵地でのカブス戦に決まった。オープン戦初登板だった22日のドジャース戦では3者連続空振り三振の鮮烈デビュー。次戦へ向け「スプリット。そこに尽きる」と決め球として空振りを奪える球に仕上げることを課題としていた。カブス戦では鈴木との対戦も期待され、この日はキャッチボールなどで調整した。

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