ソフトB新加入の変則左腕・長谷川が1回3奪三振 小久保監督「一番光っていた」と絶賛

[ 2024年2月26日 06:00 ]

練習試合   ソフトバンク6ー1韓国斗山 ( 2024年2月25日    アイビー )

<ソフトバンク・韓国斗山>8回に登板し1回無失点の長谷川(撮影・岡田 丈靖)
Photo By スポニチ

 新加入の変則サイド左腕がアピールに成功した。現役ドラフトで日本ハムから移籍したソフトバンクの長谷川威展投手(24)が25日、初の対外試合の登板で3者連続三振を奪った。

 8回にマウンドに上がると最速144キロの直球とスライダーで相手を手玉に取った。先頭の左打者から武器のスライダーで見逃し三振を奪うと、続く2人の右打者も寄せ付けず最後は直球で空振り三振。12球で完璧な仕事をした。

 「第一印象が大事だと思っていたので気合を入れていきました。結果として良かったと思います。去年の後半からストライク先行を意識して練習してきました。今日はうまくいきすぎた感じもあります」と晴れやかな表情を浮かべた。

 首脳陣からも称賛の声が上がった。これまで左のリリーフとして活躍してきた嘉弥真がヤクルトに移籍。その穴を埋める投手の台頭が期待されていた。小久保監督もニッコリ笑顔。「一番光っていましたね。左の変則系ピッチャーという中では一番という感じはしました。空振りも取れていたし、タイミングを外したりとかできていた。面白いですね」と高い評価をした。

 今季の目標は50試合登板。新天地でV奪回を目指すチームの貴重なピースを目指していく。 (木下 大一)

 ◇長谷川 威展(はせがわ・たけひろ)1999年(平11)8月9日生まれ、埼玉県出身の24歳。花咲徳栄で2年冬に野手から投手へ転向。優勝した3年夏の甲子園はベンチ入りできなかった。金沢学院大から21年ドラフト6位で日本ハムに入団。22年3月26日のソフトバンク戦で1軍デビュー。昨季イースタン・リーグ最多勝に輝き、同年オフの現役ドラフトでソフトバンクに移籍。プロ通算成績は11試合登板で0勝0敗1ホールド、防御率0・87。1メートル78、85キロ。左投げ左打ち。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月26日のニュース