オリ・T―岡田 今春初実戦の初打席で豪快右越えソロ 「僕の中ではゴロッと変えた」打撃フォーム

[ 2024年2月26日 05:45 ]

練習試合   オリックス5ー7台湾楽天 ( 2024年2月25日    SOKKEN )

<オリックス・台湾楽天>2回、ソロを放つT-岡田(撮影・井垣 忠夫)
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 逆襲への号砲だ。オリックス・T―岡田が25日、自身にとって今春初実戦の初打席で豪快な右越えソロを放った。昨季は自身15年ぶりに1軍戦でノーアーチ。今月9日で36歳になった2010年の本塁打王が、復活への一歩を踏み出した。

 「しっかりアピールしないといけない立場。結果が出て、少しホッとしました」

 練習試合の台湾・楽天戦に「5番・DH」で先発出場。2回先頭の第1打席、カウント2―2から下手投げの変則右腕が投じた高めスライダーを右翼席奥の茂みに放り込んだ。

 「左打者なんで、ああいう(変則右腕の)投手を打っていかないと試合に出るチャンスが少なくなるんで」

 復活を期し、打撃フォームを改造した。ややオープン気味だった打撃時のスタンスをスクエアに近くし、タイミングを取るため2段階で引いていた右足を、1回でシンプルに引く形に。見た目には大きな変化はなくても「僕の中ではゴロッと変えた」と話す。試行錯誤を重ねて完成した24年型フォームに「練習でもいい打球が増えている」と手応えを口にした。

 昨春のキャンプは右脇腹痛のため、最後まで別メニュー。今春は「そういう意味ではいい時間を過ごせているのかな」と充実の日々を過ごす。中嶋監督も「元気にやっている方だと思います」と目を細めた。一塁、外野、DHのどこでも競争は激しいが、自身の居場所を実力でもぎ取る。(山添 晴治)

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