巨人・松井秀喜臨時コーチ「ほとんどの選手を見ることできました」秋広には「自分なりの視点で」助言も

[ 2024年2月10日 15:44 ]

<巨人宮崎キャンプ>松井臨時コーチにあいさつをする秋広(撮影・西尾 大助)
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 巨人で臨時コーチを務めるOBの松井秀喜氏(49)が10日、宮崎キャンプに合流し、さっそく選手たちを指導。トークイベントも行い、故郷・石川の能登半島地震の被災地支援として「応援しよう!能登 Ghandsチャリティー活動」の一環で募金活動も行うなど、初日から精力的に動き回った。

 「いい思い出しかない」6年ぶりとなる宮崎のグラウンド。合流初日を振り返り「ほとんどの選手を見ることできましたし、自分の中で、各選手のイメージできた。有意義な一日でした」と一息。グラウンド入場時については「レッドカーペット?冗談で言ったんですけどね。まさか実現するとは。彼(阿部監督)だったらやるんじゃないかなと思っていた」と楽しそうに笑った。

 また、阿部“監督”の印象を聞かれると「指導歴も何年もありますので、まったく違和感はなかったですね。監督っていう感じでしたよ」と久しぶりに再会した後輩の姿に目を細めた。

 ほとんどの選手を見たという中で、自身が背負っていた「55番」を継承した秋広については「今の彼の中でのこうした方がいいんじゃないかな、という自分なりの視点でお伝えしました。あれだけのサイズの選手はなかなかいない。見ているだけで、夢がある」と真剣な表情で語った。

 滞在、指導は14日までだが「私の元々の認識は14日だったんですけど、どなたかが間違えて13(日)までと発表したんだと思います」とちょっとした“アクシデント”にもニッコリ。6年ぶりの宮崎については「メンバーはだいぶ入れ替わっていますし、ジャイアンツというチームの中ではそんなに大きな違いはないかなと思います」と語った。

 さすがレジェンドの“降臨”だった。この日に合流した松井臨時コーチは、球場内に用意されたレッドカーペットの感触を楽しむようにゆっくりと歩きながらグラウンドに入場。「OBの松井です。偉大なOBを迎えるにはちょっとレッドカーペットが短いかな(笑い)。ジャイアンツ、アメリカでの私の経験、そして、いろいろな凄い選手を近くで見てきた。そういうことも伝えて、皆さんがいいシーズンを送れるよう、背中を押せるようにしたいと思います。よろしくお願いします」とユーモアを交えあいさつ。晴れ渡った宮崎の空に、大きな拍手と歓声、そして笑い声が響き渡った。

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