元阪神・呉昇桓が岩崎にエール「クローザーとしては同じ(投球)内容をつくれる能力があれば一番いい」

[ 2024年2月10日 05:15 ]

今季の意気込みを語った韓国サムスン・呉昇桓(撮影・須田 麻祐子)
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 14年から阪神に在籍して2年連続でセーブ王に輝いた呉昇桓(オ・スンファン)投手(41=韓国サムスン)が9日、春季キャンプを張る沖縄県うるま市で取材に応じ、かつての同僚で昨季セーブ王の岩崎にエールを送った。

 試合中はニコリともせず「石仏」とも称されたポーカーフェースをいきなり崩し、「阪神からお呼びがなかったからサムスンと契約しました」と笑った。今年1月にサムスンと新たに2年契約。古巣の昨年のリーグ優勝&日本一について「ちゃんと見ていたし、応援もしていた。自分がいた時も優勝したら、もうちょっとうれしかった」と少々の未練も残しつつ祝福した。

 在籍1年目に新人だった岩貞、梅野、岩崎が年長の部類に入り主力で活躍。中でも昨季35セーブの岩崎には「セーブ王を獲ったからアドバイスが必要かな?と思いますけど、クローザーとしては同じ(投球)内容をつくれる能力があれば一番いい」と助言を送った。

 現在はサムスンの2軍キャンプで若手に交じってトレーニング中。「新人と同じメニューもきっちりやって、きつい」と苦笑いを浮かべた。「昨年、阪神が優勝したみたいにサムスンが優勝できたら一番いい」。昨季、日米韓通算500セーブの金字塔にも到達した希代の守護神は虎の“アレ”にも刺激を受けて頂点を目指す。(遠藤 礼)

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