大谷勧誘時にアピールポイントになったドジャースの優れたファームシステム、今年も全体3位の高評価

[ 2024年2月10日 10:01 ]

取材に応じる大谷 (撮影・白鳥 佳樹)
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 スポーツ専門サイト「ジ・アスレチック」のキース・ロー記者が30球団のファームシステムをランク付け、ドジャースを3位と高く評価した。

 右腕のリバー・ライアン(25)はメジャー全体の若手有望株トップ100ランキングで33位に入る有望株。もとは21年にパドレスが11巡で指名した投手だが、マット・ビーティのトレードで獲得した。

 プロ2年で3Aに昇格、最速99マイルの速球に、カーブ、スライダー、チェンジアップを操る。2番手になれる器で、今季終盤の昇格もありうるという。22年にドラフト17巡と下位で指名した右腕ペイトン・マーティン(19)もメジャーでハイレベルの先発投手になる素質を持つと評価されている。

 ホースエー・デポーラ外野手(19)は22年1月に40万ドルの契約金でサインした国際選手だが、すでに若手有望株ランキングで全体25位の評価。選球眼が良いし、スイング速度も速い。先月はパワーヒッターのマイケル・ブッシュ一塁手(26)をポジションが空いていないためカブスにトレードしたが、代わりに左腕ジャクソン・フェリス(20)を手に入れている。

 ドジャースは毎年好成績を残しているため、ドラフトの指名順は下位だし、国際選手獲得の契約金でも使える枠は少ない。それでもアンドリュー・フリードマン編成本部長率いるスタッフは、良い素材を見つけてきて、上手に育て、ファームシステムは全体3位だ。大谷はドジャースと契約する前に、球団上層部との面談でファームについても質問したそうだが、こういった実績がアピールしたのは間違いない。ちなみに大谷の古巣エンゼルスは29位に沈んでいる。

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