【“石仏”呉昇桓と一問一答】「今年でもう42歳。きついです(笑い)」

[ 2024年2月10日 05:15 ]

取材に応じる呉昇桓(撮影・須田 麻祐子)
Photo By スポニチ

 阪神に14年から在籍し2年連続でセーブ王に輝いた呉昇桓オスンファン(41=韓国サムスン)はが9日、春季キャンプを張る沖縄県うるま市で取材対応し、昨季の古巣のリーグ優勝、日本一を祝福した。今年で42歳となる稀代の守護神は消えぬ闘志を胸に頂点を目指すことを宣言。「石仏」と称された男が柔和な表情で語った。以下は一問一答。

 ――キャンプは2軍スタート
 「逆に2軍でストレスなくて、準備ができていたから、もう順調だと思います。去年よりも良いと思います」

 ――ペース的にはゆっくり仕上げている?
 「そうですね」

 ――体はどのように維持している?
 「今年でもう42歳になります。きついです(笑い)」

 ――チームの優勝が一番だと思うが、今の個人としてのモチベーションは
 「一番の目標としてはやっぱり、シーズン中に離脱することなく、どこで投げてもチームと一緒に戦っていきたいという。それができればもちろん(個人)記録もシーズンの成績も良くなると思うので、それが一番だと思います」

 ――自身が在籍した時にルーキーだった岩貞、梅野、岩崎が中堅に。長くやる秘けつは
 「3人とも、新人の時のイメージしか持っていないですけど今までやっていたのは、自分たちのルーティン、練習の方法とか体のつくり方とかがあると思うので。今の新人たちが彼らを見て何かをいろいろ学んだらいいと思います」

 ――岩崎は同じ抑えをやっていて昨年セーブ王。どう見ているか
 「持っているイメージだけでは、いつも静かに練習に集中して。一回も話しかけられたこともない、というイメージがあります。自分の仕事をいつも集中してやっていたイメージがあるので、それで今のポジションまでいけたかなと思います」

 ――2年契約で43歳までやる
 「そうですね。2年契約だから、そこまでは。ソフトバンクの和田さんは1個上なんですけど、和田さんもいけるんじゃないですか。和田さんみたいな選手は若い選手たちの目標という存在になっているから、サムスンやKBOの若い選手たちにとってそういう存在になりたいと思います。歳を取ったんですけど、歳だけではなく実力で勝負したい。勝負ができるくらいまでは頑張りたいです」

 ――今年は守護神に決まっている?
 「決まっていないです。キャンプまでは誰も知らないことだから、頑張るしかないと思います。今年はサムスンもFAで他のチームのクローザーを2人くらい獲ったので、それがストレスではなく刺激になって、もうちょっと頑張りたいなと思います」

 ――昨年は先発も何度かしていた
 「一つの目標として先発もしたいなという気持ちは持っているんですけど、したくてもできないことはありますから、どこで投げても頑張るしかないと思います」

 ――阪神の優勝の瞬間の映像などは見た?
 「道頓堀のニュースも見たし、全部見ました」

 ――日本には最近も1月に来ている?
 「いつも大阪です。大阪の知り合いとグルメに行ったりしています」

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年2月10日のニュース