栗山監督 WBC代表選考、日系選手の調査担当は水原一平通訳「翔平の意見も」 大谷の出場意思「感じた」

[ 2023年3月27日 18:33 ]

<栗山監督・会見>会見する栗山監督(撮影・尾崎 有希)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年の第2回大会以来14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が27日、東京都内の日本記者クラブで行われた記者会見に臨み、大谷翔平(エンゼルス)の代表招集までの道のりを振り返った。

 まず、メンバー選考にあたって「僕がやったのは、アメリカに行っている日本のマイナーリーガーも含めて日本から行ってるアメリカの選手全員の感覚は聞きました。もし選んだら出られますかっていうのは、僕一人ではなくてコーチとかに分担してもらいながら聞いてもらった」と回想。

 「逆にアメリカの選手で、ヌートバー選手のように可能性があって、どこまでっていうのが…以前はおじいちゃん、おばあちゃんが日本のパスポート持ってれば出られるという感覚が僕はあったけど、今回はお父さんお母さんのところまでしかダメだった。そのレベルまで落とし込んで。基本的には一平って大谷翔平の通訳ですが、彼はファイターズの通訳だったので、一平にその仕事を全部振れと。確認してくれということをやってる中で、選手の特徴とか聞く作業をするんだけど、そういうところで翔平の意見なども翔平から入ってくるので。出る出ないっていうことではなくて、感覚でわかるというか」と日系選手の調査を、大谷専属で今回の侍にも帯同した水原一平通訳に担ってもらったことを明かした。大谷には明確に出場打診をしたわけではなかったが、その作業を通じて、にじむ思いは感じ取っていたという。

 「言葉じゃ言いづらいんだけれども…8月に(鈴木)誠也、(菊池)雄星、ダルのとこに行って、翔平のところへ行ったんだけど、翔平とだけ出る、出ないという話をあまりしてないんですよ。なんとなく、また!っていう感じで。なんとなくそういう感覚があって。どういう方向性を本人が持ってるかは感じ取っているつもりだったんです」と振り返った。

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