メッツ・千賀は開幕4番手　メジャーデビューは4月2日のマーリンズ戦、3番手からの変更の理由は？

メッツ・千賀(AP)
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　メッツの千賀滉大投手（30）が開幕を先発4番手で迎え、デビュー戦は4月2日（日本時間3日）のマーリンズ戦になると大リーグ公式サイトが26日（日本時間27日）に報じた。当初は3番手と見られていたが、変更になった理由をアンソニー・ディコモ記者が説明している。

　メッツは今季はアウェーでシーズンが開幕、3月30日のマイアミ・マーリンズ戦はマックス・シャーザー（38）が登板、通算7度目の開幕投手となる。2試合目は若手のデービッド・ピーターソン（27）かタイラー・メギル（27）。3試合目はジャスティン・バーランダー（40）で、3番目にしたのは2つ理由がある。まずはチームがバーランダーに中4日で、その次の4月6日シティフィールドでのホーム開幕戦で登板させたいから。「名誉なこと、メッツファンに自己紹介させてもらえるし、楽しみ」とバーランダー本人も歓迎している。もし千賀を3番手にすれば、順番で千賀がホーム開幕戦になっていた。初めてニューヨークで投げる日がホーム開幕戦では余計なストレスを与えてしまうと首脳陣が配慮した。

　加えて千賀は右手人さし指付け根の腱炎で3月11日のナショナルズ戦の先発を回避した。症状は軽かったが、その後も用心のため指を大きく広げて握るお化けフォークの投球回数を制限してきた。メジャー使用球は日本のものよりほんの少し大きく滑りやすいため、慣れるまでに、こういった症状が出ることはある。千賀は27日の紅白戦ではお化けフォークを投げる予定だが、デビュー戦を一日でも遅くした方が無難というのが監督、投手コーチの判断だった。先発5番手はベテランのカルロス・カラスコ（36）が担う。