侍J同行・鶴岡慎也氏 WBC決勝、ダル―大谷継投秘話 ブルペンの外にあった「衝撃受けた」もの

[ 2023年3月27日 12:42 ]

侍ジャパンでブルペン捕手を務めた鶴岡慎也氏
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 侍ジャパンにブルペン捕手として同行した元日本ハムの鶴岡慎也氏(41)が27日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)にリモート出演。世界一奪回を果たした第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を振り返った。

 鶴岡氏は日本ハム時代、ダルビッシュ有(パドレス)と7年間バッテリーを組んだほか、大谷翔平(エンゼルス)の初登板や初勝利でマスクをかぶった。

 WBC決勝・米国戦では8回をダルビッシュ、9回を大谷の豪華リレーでつなぎ世界一を果たした。首脳陣の中での起用プランとして「リードしていたら8回ダルビッシュ、9回は大谷」があったといい、鶴岡氏は「本当にその通りになって素晴らしい継投になった。僕もドキドキしましたし、若い投手陣が本当に頑張ってリードを保ってつないでいった。漫画の世界のようだった」「ダルビッシュ選手と大谷選手が隣同士で投げていて…すごい光景じゃないですか。僕らも緊張感が高まりまして。彼らの超一流の球を受けられるのは幸せでした」としみじみ振り返った。

 決勝が行われたローンデポ・パーク(米マイアミ)では、ブルペンの外にバーがあり、にぎやかだったのではと聞かれ、「僕もすごい衝撃受けたんです。野球やってるんですけど、そこだけクラブミュージックがかかってるんですよ。すごい音楽が聞こえてくるんです。やっぱりアメリカってすごいなあって思いましたし、世界の野球は違うなって思いました。大谷選手はこの時は聞こえてないと思います」と大谷は集中しきっていたという。

 また、決勝中に大谷が一度、ブルペンに向かうも投げずにベンチへ帰って打席に備えていたことについて、「ピッチャーモードを入れに来たのか、軽くキャッチボールしに来たのかと思ったんですけど、打順がつながったので。そのまま慌てて行きましたけど…大谷選手が背負ってるものの大きさを感じました。ブルペンからベンチまで100メートルくらいあるんです。そこを走るだけでも結構エネルギー使う。だけどユニホーム汚しながら、打つこと投げることの準備をするのは大変だなと思いましたね」と語った。

 「特にアメリカの球場でしたから余計に目立った。日本ならブルペンがベンチの後ろにありますから作りやすいと思いますけど、100メートル先のブルペン。往復っていうあまり見られない光景が見られましたね」と振り返った。

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2023年3月27日のニュース