侍・栗山監督 WBCで再び二刀流・大谷を指揮 「一緒にやってみて感じた」変化と変わらなかったこと

[ 2023年3月27日 18:39 ]

<栗山監督・会見>会見する栗山監督(撮影・尾崎 有希)
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 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、09年の第2回大会以来14年ぶりに世界一に輝いた侍ジャパン・栗山英樹監督(61)が27日、東京都内の日本記者クラブで行われた記者会見に臨んだ。

 大谷翔平(エンゼルス)が2017年オフに大リーグへ移籍してから約5年。今度は侍ジャパンで、再び選手と監督という関係で世界一を目指した。

 二刀流だけに、日本ハム時代から采配は慎重にしていたが、今回のWBCも「決勝戦で塁出た時は、走るのを止めたりしてたんです。サインを出して。要するにここは走らせちゃいけないと。3ボール2ストライクになって、自動エンドランがかかるようなケースで止めるケースもあるし。けっこう東京の時はそれでも行かせていました」と振り返った。

 また、「僕が一緒にやってみて感じたのは、そこの体の成長がすごくあったなと。5年前はすごく動かすのが怖いなって思っていたのが、身体の強さという部分では前に進んだんだなっていう印象はすごく受けた。それでも試合の流れによっては動かしちゃいけないっていうのは実は丁寧にやっていた」と身体的には5年前から各段に上がったものの、慎重を期していたという。

 「東京ラウンドは実は、行けるなら行っていいよというサインは出していたので。そこの野球観、盗塁が必要なのかというのは信頼しているので。体が前に進んだといっても、かなり気を付けながらサインを。三塁コーチに無理させないでねっていうのは伝えながらやってました」とし、「いつまでたっても2つやるというのは、やはり投手をやっているので指のケガしたらボール投げられなくなるとかいろんなことが起きる。何年たっても、心配しながらいくというのは変わらなかったなと思います」と語った。

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