オリ・宇田川＆山崎颯が京セラD凱旋！2人で1回零封　中嶋監督ホッ「投げられたというのが良かった」

オープン戦   オリックス5―2阪神 （ 2023年3月26日    京セラD ）

＜オ・神＞7から登板しピンチを切り抜けベンチに戻り山崎颯（左）に迎えられる宇田川（撮影・後藤　正志）
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　オープン戦最後に頼れる救援コンビが帰って来た。第5回WBCで侍ジャパンの世界一に貢献したオリックスの山崎颯と宇田川が京セラドームに凱旋。2人で7回の1イニングを無失点で乗り切りファンを喜ばせた。

　大きな拍手と声援で迎えられた山崎颯は「だいぶん力んだ」と先頭の森下に死球、梅野に左前打を許し、一、二塁としたが、小幡をバント失敗の捕邪飛。代打・糸原をフォークで空振り三振に仕留めた。直球の最速は156キロをマークした。

　「宇田川に走者をためて渡しちゃった。申し訳ない。出力が上がると少し（球の）違いが出てくる。しっかり調整していきたい」

　2死一、二塁から救援した宇田川は3ボールから立て直し、最後は146キロの直球で近本を左飛に打ち取った。「WBCとNPBの球は別物。いいときの感覚に戻すのは大変だが、準備して開幕を迎えたい」と意欲を見せた。WBCでは米国での登板がなく悔しい思いをしたが「帰ってきても燃え尽きてなくて。そこはシーズンを迎えるにあたってプラスになる」とシーズンでの大暴れを誓った。

　両右腕とも今後は開幕までに2軍戦で1試合に登板する予定。中嶋監督も「内容うんぬんよりもまず、投げられたというのが良かった」とほっとした様子だった。リーグ3連覇へ向けてシーズンでも侍リレーに期待だ。（中澤　智晴）