センバツ天候不良で順延　2戦連続完投の山梨学院・林に恵みの雨

天候回復が見込まれないため、センバツ高校野球は中止となった（撮影・北條　貴史）
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　第95回選抜高校野球大会は26日、天候不良で第8日の3回戦3試合が27日に順延となり、6校は同球場の室内で調整した。今大会2度目の順延で、またも日程は1日ずつずれるが、今回は準決勝翌日の休養日が消える。決勝の4月1日は変わらない。

　春夏通じ初の3回戦に進んだ山梨学院は2回戦に続き2度目の雨天順延。ここまでエース右腕・林謙吾（3年）は2試合連続完投中で疲労も重なっており吉田洸二監督は「今日の雨はめちゃくちゃうれしい」と笑顔で話した。3回戦は119球での完投から中2日となる林は軽めのキャッチボールで調整した。

　チームは昨秋、公式戦10試合で24盗塁と機動力も駆使して関東大会優勝。進藤天主将（3年）は「良いコンディションの方が機動力も発揮できる」と、順延を前向きに捉えた。（村井　樹）