張本勲氏 日本選手最多シーズン56本塁打の村上に超ハイレベル要求「これから70本打つなら…」

[ 2023年1月8日 11:09 ]

張本勲氏
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 野球評論家の張本勲氏(82)が7日、TBS系「サンデーモーニング」(日曜前8・00)に出演。史上最年少3冠王に輝いたヤクルト・村上宗隆内野手(22)に対し、さらなる飛躍に向けての「超ハイレベル」な要求を出した。

 番組では今年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の話題を取り上げた。WBCメンバーに選出された村上は昨季、日本選手最多となる56本塁打を記録。しかしNPB最多3085安打を放つなど“球界のレジェンド”の張本氏にとっては、大記録さえも通過点に過ぎない。打撃フォームについて「ちょっと難点を言えば…」と一言。「それは言うことありませんよ。三冠王とってんだから。ただステップがちょっと広い」と注文を付けた。

 ともに番組出演したソフトバンク・王貞治球団会長を横目に「今のワンちゃん(王会長の愛称)が現役なら、今は球が飛ぶじゃないですか。今のワンちゃんなら70本打ちます」と断言。王会長のステップ幅が1メートル以内だったことを挙げ「(王会長は)歩幅が非常に狭い。狭いと膝に余裕があるから応用ができる」と説明。「村上はこれから70本打つなら、足の幅分だけ短くすれば、もっといろんな球を拾える。ホームランを拾える。ワンちゃんみたいに“入るかな、入らないかな”という打球が全部、入っちゃう」と熱弁をふるった。

 高すぎる要求はすべて、村上への愛情から。歩幅を狭めた時、年間で本塁打が何本増えるかについては「5~6本から10本。これを村上に望みたいですね」と満面の笑顔。自身のシーズン最多本塁打記録を抜いた村上について「見事としか、言いようがないですよね。バッティングがどっしりして、右へも左へも…っていうね」と改めての賛辞を送っていた王会長も「歩幅が、靴の幅で言うと横幅一つくらい狭くなると、もうちょっと応用のできる部分が広くなると思うんですよね。何センチかはそばに寄りますからね、ピッチャー寄りに」と張本氏のハイレベル要求に同意のスタンスだった。

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2023年1月8日のニュース