ナ・リーグ連覇へ、フィリーズがオールスター左腕ソトをトレードで獲得、平均球速159キロ

グレゴリー・ソト投手
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　ナ・リーグ連覇を目指すフィリーズが7日（日本時間8日）、タイガースのオールスター左腕グレゴリー・ソト（27）をトレードで獲得した。複数の米メディアが報じた。2対3のトレードで、フィリーズがソトとコディ・クレメンス内野手（26）、タイガースがマシュー・ビアーリング外野手（26）、ユーティリティのニコラス・マトン選手（25）、ドニー・サンズ捕手（26）を獲得した。

　フィリーズのデーブ・ドンブロースキー編成本部長はMLB公式サイトの取材に「ビアーリング、マトンと昨季メジャーで貢献してくれた選手を手放すのはとてもつらいが、（ソトは）試合の最後を任せられるし、本当に彼のことを気に入っている。しかもこれから少なくとも3年はコントロールできる（FA権獲得は26年）。23年シーズンに向けフィリーズをより良くしてくれる」と説明した。

　ソトは昨季の成績は64試合に登板、防御率3・28で30セーブを挙げた。2年連続でオールスターに選出されたが、武器は平均速度98・7マイル（約159キロ）の直球。左腕では新たにチームメートになった左腕ホセ・アルバラド（27）の99・6マイル（約160キロ）に次ぐMLB2位だった。フィリーズには平均98・2マイルのシンカーを投げる右腕セランソニー・ドミンゲス（28）もいる。同球団は2日前に通算394セーブのクレイグ・キンブレル（34）を獲得していたが、ロブ・トムソン監督はクローザーを固定せず、試合状況に応じて起用する方針を明らかにしている。