阪神ドラ1・森下 プロでも侍ジャパン入り目指す! 中大の先輩・牧の代表選出に刺激「追い越さないと」

[ 2023年1月8日 05:15 ]

村上(左)と談笑をする阪神・森下(撮影・平嶋 理子)
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 阪神のドラフト1位・森下翔太外野手(22)が7日、他の新人選手とともに兵庫県西宮市の阪神鳴尾浜球場で初練習をし、大きな夢を描いた。大学の先輩であるDeNA牧秀悟内野手(24)が、前日6日にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出されたことに刺激を受け、“いつの日にか日の丸を――”の思いを強くした。

 プロ生活の初日が終わったばかり。気が早いと言われれば、そうかもしれない。しかし、野球選手として、世界最高峰の舞台を目指すのは当然のこと。鳴尾浜球場で体を動かした後、ドラ1の森下が青写真を描いた。

 「大学時代に着た日の丸を、トップチームでも背負って、日本代表として世界と戦いたいなという思いがある。そこは一つ、目標にしてやっていきたい」

 モチベーションが高まる出来事があった。前日6日にWBC日本代表の12人が先行発表され、その中に中大の2学年先輩、DeNA・牧の名前があった。

 「ずっと近くで見てきた先輩がああいう舞台に立つので、自分自身も凄く楽しみ。そこに追いついて、追い越さないといけないと思うので、いい刺激をもらっています」

 単に同じ大学出身というだけでなく、19年日米大学野球選手権にそろって出場した仲でもある。大会終盤は先輩が3番を打ち、1年生で選ばれた自身が5番を務め、大会優勝に貢献した。ジャパンのユニホームを着てクリーンアップを組んだ身近な存在と、再び国際大会に出たいと願うのは、自然な流れだった。

 この日は寒空の下、キャッチボール、トスバッティングでボールの感覚を確かめた。入寮日だった前日も軽く体を動かし、夕食はステーキに舌鼓を打ちながら、ご飯を大盛り2杯たいらげた。「これからやらなきゃいけないなという意識がだんだん上がってきた」。高校通算57本塁打、東都大学野球リーグ9本塁打のスラッガーは、一歩ずつ、夢の階段を上がっていく。(倉世古 洋平)

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2023年1月8日のニュース