侍ジャパン・栗山監督 名馬ディープインパクト墓前で誓ったWBC世界一奪冠「ここに来ると力をもらえる」

[ 2023年1月8日 05:00 ]

社台スタリオンステーションで眠るディープインパクトのお墓参りをする侍ジャパン・栗山監督(撮影・高橋茂夫)
Photo By スポニチ

 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が7日、北海道安平町の社台スタリオンステーションを訪れ、競馬界の至宝・ディープインパクトの墓参りをした。同馬の元を訪れるのは生前の16年から続く恒例行事。不世出の名馬から力をもらい、2カ月後に迫ったWBCでの世界一奪回を誓った。

 墓前に花を供え、静かに“会話”した栗山監督は言った。「世界で戦い、プレーヤー(競走馬)としても種牡馬としても世界のトップだったディープ。その(名馬の)近くまで行きたい」。初めて訪れた日本ハム監督時代の16年は、大谷(現エンゼルス)が二刀流でフル回転して日本一。その大谷と再び同じチームで戦うだけに「ここに来ると、本当に気合が入るし、力をもらえる」と続けた。

 同ステーションの徳武英介氏の計らいで、次代を担う種牡馬たちとも触れ合った。中でもキタサンブラックは、初年度産駒イクイノックスが昨年の天皇賞秋と有馬記念を制覇。絶えることのない名馬の系譜に、世代交代を進める侍ジャパンを重ね「日本を背負う選手たちが出てきて、先につなげていく野球をしないといけない。先人の知恵を借りて前へ進みたい」と話した。 村上(ヤクルト)、佐々木朗(ロッテ)ら“若き侍たち”に、日本野球界の将来へつながる躍動を期待した。(秋村 誠人)

続きを表示

この記事のフォト

2023年1月8日のニュース