侍ジャパン・栗山監督 ダルビッシュWBC出場表明 11年前の約束に「すごいな、覚えてるんだと」

[ 2023年1月8日 09:33 ]

19年、日本ハムのキャンプ地を訪れたダルビッシュ(左)と話す栗山監督
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 侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が、7日放送のテレビ朝日「サキドリ!スポーツ2023」(前7・00)にVTR出演。3月に開催されるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出したパドレスのダルビッシュ有投手(36)について語った。

 ダルビッシュは、連覇を達成した2009年WBCで胴上げ投手に。メジャー11年目の昨季はパドレスの先発陣としてフル回転し、5年ぶり自己最多タイ16勝をマークした。

 2011年オフに栗山監督が日本ハム監督就任した時、ダルビッシュはメジャー挑戦を表明。メジャー入り確実の中、監督として決意表明する席にダルビッシュの姿もあった。「もちろんアメリカに行くのはわかってたし。むちゃくちゃですよね。俺はダルビッシュと一緒にやりたいんだって、気持ちは伝えますよね。一生に一回、メンバー表に一番今勝ちやすいピッチャー、ダルビッシュと書きたいんだっていう」と熱い思いを伝えたことを明かした。

 昨夏渡米してダルビッシュと対面した際「8月に行った時、そう言ってましたよねと本人から言われまして。すごいな、そんなこと覚えてるんだって思いました」と驚いたという。

 ダルビッシュは「わざわざアメリカまで来て、自分のために時間を作っていただいて本当に感謝しています。栗山監督と一緒に試合したいっていう気持ちもありますし、日本の若い選手たち、ミーハーな心なんですけど…若い有名な選手たちとプレーできるのはなかなか機会ないじゃないですか。そういう意味ではすごい魅力的だなと思いますね」と栗山監督の直接出馬に感謝するとともに、WBCの魅力についてコメント。昨年12月6日に自身のツイッターで「栗山監督に『来年のWBC出場しなさい』と言われたので出場します」とWBC出場を表明した。

 栗山監督は「(出場しなさいと)そんなこと言ってないですけど…」と苦笑しながらも「彼にとってはそれくらいプレッシャーが、とにかく出ろって言われた感じだったかもしれないですね。でも、すごくうれしかったです」と振り返った。

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