日本ハムドラフト1位・矢沢が二刀流ずくめ入寮　Tシャツに本、スーツも「ダブル」

二刀流Tシャツを手に意気込む矢沢（撮影・長久保　豊）
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　日本ハムの新人7選手が7日、千葉・鎌ケ谷の「勇翔寮」に入った。投打二刀流のドラフト1位・矢沢（日体大）は「本当にここからが始まりだと思いますし、凄く楽しみです」と表情を引き締めた。

　入寮から二刀流ずくめだ。二刀流の剣豪・宮本武蔵が描かれた日体大のオリジナルTシャツや、矢沢自身の二刀流の練習法などが紹介されている日体大・辻孟彦コーチの著書「野球トレーニングの新常識」を持参した。

　何より、着用してきたのは茶色の「ダブル」のオーダーメードスーツ。母・香さんから成人式の際に贈られた特別な一着だ。「細いきれいなラインが出るように作ってもらいました。（母には）プロの世界で長く活躍して、時間をかけて恩返ししたい」と話した。

　母は同姓のロック歌手・矢沢永吉のファン。影響を受けて育ち、登場曲に名曲「止まらないHa～Ha」を使用するプランを既に明かしている。この日はさらなる野望を披露。「E・YAZAWA」のロゴが定番の矢沢永吉グッズのように、宏太の名から「“K・YAZAWA”で何か（グッズを）作ることができたら。“K・YAZAWA”のタオル。自分が欲しいです」とグッズ発売を狙う。

　あす9日からは新人合同自主トレが始まる。投げては最速152キロを誇る左腕は「球速はもっともっと出せると思うし、打撃では率を上げられるようなポイントをつかめれば」。目指す先は、オンリーワンの二刀流だ。（田中　健人）