巨人・原監督 長野、人的補償時の心境語る「今だから言えることですが、悔しい思いをした」

[ 2022年11月15日 13:25 ]

<長野入団会見>長野(右)に背番号7のユニホームを渡す原監督(撮影・光山 貴大)
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 来季5年ぶりに巨人へ復帰する長野久義外野手(37)が15日、東京都内のホテルで記者会見を行った。同席した原辰徳監督(64)は長野が人的補償として広島に移籍した際の、素直な心境を明かした。

 晴れやかな表情で会見に臨んだ。「本日めでたくジャイアンツ長野、また誕生ということになりました」。長野は2019年シーズン前に、巨人へFA移籍した丸の人的補償として広島に加入。指揮官にとっては「28人プロテクトの中で、彼が当時29番目であった。ルール上、仕方ないと思いつつも、今だから言えることですが、悔しい思いをした」と痛恨の出来事だった。

 しかしながら「優秀なために広島球団は長野くんを選んで、広島カープの長野という選手が誕生した。誕生したときは、まさかという気持ちもあったが、しかし、やはり長野はそういう選手であるんだと。決められる選手だと」と人格を含めた実力面を再認識する契機ともなった、だからこそ「今回夏過ぎ、秋に入ろうかというときにカープ球団から長野くんの話が出ました。我々もしっかりと考えというものを相談し、結果、ぜひジャイアンツに戻ってきて、ジャイアンツの一員として戦ってもらおうという決意の元、きょう誕生したということです」と広島球団への感謝の思いを口にしつつ、5年ぶりの加入を心から喜んだ。

 喜びは尽きない。「結果的に年月は経ったが、またジャイアンツに戻ってきて、なぜか背番号7も非常に待ちに待った背番号7という部分があった。これも偶然ではなく、必然だったのかなと思っております」と“運命の再会”を強調した。

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