広島ドラ7の大阪観光大・久保修 仮契約で目標「1日でも早く1軍の舞台で試合に出る」 背番号は56

[ 2022年11月15日 19:44 ]

仮契約を結んだ大阪観光大・久保修(左)と担当の鞘師スカウト
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 広島からドラフト7位指名を受けた大阪観光大の久保修外野手(22)が15日、大阪府内で入団交渉に臨み、契約金2500万円、年俸600万円で仮契約を結んだ。(金額は推定)

 背番号は「56」に決定。「仮契約を終えて、少しではあるんですけど、プロとしての実感は沸いてきた。1日でも早く1軍の舞台で試合に出る、ということを1年目は目標にしていきたい」と決意を口にした。

 大阪観光大からは創部11年目での初指名で、ドラフト指名は12球団の支配下選手69人中68番目。「なかなか指名がなく、途中からずっと不安な気持ちがあった。その中でこうして広島東洋カープさんとご縁をいただいて、これから自分が主力になるぐらいの気持ちで、最終的にはカープといえば久保選手だなと言ってもらえるよう」と目標を掲げた。

 恩師への恩返しも誓った。大学2年の夏、練習中に左足首を捻挫。「丁度コロナの時期とも被って、外に出たり、練習もできないで、腐った時期というか…。なにをするにも嫌になった時期でした」と約2ヶ月野球から離れた時期があった。そんな時に、広島や近鉄などで打撃コーチを歴任し、現在は大阪観光大の特別アドバイザーを務める伊勢孝夫氏から「お前がプロにいって活躍する姿を見るのが、これからのワシの夢なんや」と声を掛けられた。久保はこの言葉に奮起し、再びプロの世界を目指して練習を重ね、夢を叶えた。

 「プロになることは自分だけの夢じゃないなと伊勢さんに教えていただいた。絶対プロになって活躍して、恩返ししたいという気持ちにさせてくれた言葉」と久保。無限の可能性を秘めた22歳が、新たな目標に向かって突き進む。

 ▼鞘師智也担当スカウト
 潜在能力は非常に高い。3拍子揃っているので、もしそれが打てるようになれば十分レギュラーも可能。

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2022年11月15日のニュース