中日・阿部と楽天・涌井のトレード成立へ

中日・阿部寿樹内野手（右）と楽天・涌井秀章投手
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　中日・阿部寿樹内野手（33）と楽天・涌井秀章投手（36）の交換トレードが成立したことが15日、分かった。近く両球団から発表される。

　15年ドラフト5位で入団の阿部は、今季は開幕直後は二塁を守ったが、石川昂の故障による離脱後は三塁に回り、打率・270、9本塁打、57打点と勝負強い打撃で打線の中軸を担った。本塁打、打点はともにビシエドに次ぐチーム2位の成績だった。岩手出身で地元・東北のチームでのプレーとなる。

　04年ドラフト1位で入団の涌井は通算154勝の右腕。今季は故障もあり、10試合登板で4勝3敗、防御率3・54にとどまったが、3球団で計4度の最多勝を獲得した実力は健在で、初のセ・リーグでも活躍が見込める。

　先発投手の強化を目指す中日と野手の底上げを狙う楽天の思惑が一致した。