日本ハム新球場 来季は特例で使用OKに ファウルゾーン規定違反問題

[ 2022年11月15日 05:30 ]

公開されたエスコンフィールド北海道
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 12球団代表者会議が14日に開かれ、来年3月開業の日本ハム新球場「エスコンフィールド北海道」のファウルゾーンが公認野球規則の規定を満たしていない問題を協議し、特例で同球場の来季使用を認めることを決めた。日本ハム・川村浩二球団社長が球場建設の経緯と説明が不十分だったとして謝罪した上で、23、24年のシーズンオフに規則に沿うよう球場を改修する案を提示し了承された。

 規則では本塁からバックネットまで60フィート(約18メートル)以上が必要とするが、新球場は約15メートルしかない。改修計画はバックネットを約3メートル下げるとしており、NPBの井原敦事務局長は「現ルールに違反する事案ながら、改修計画の実施方針を確認した上で、現在の建造のままで使用を認めることで意見が一致した」と説明した。

 会議では規則改正について議論はなかったというが規則自体の問題点を指摘する声も多くある。今後、規則改正の声が高まるのは必至。日本ハムが改修計画を進める中で規則改正をどう議論していくのか注目される。

 ▼日本ハム・川村浩二球団社長 日米の規則の差に関する確認や相談などプロセスに問題があり、改修計画案を進めることを説明し、23年シーズンの使用を認めていただきました。

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2022年11月15日のニュース