守備シフトの制限で野球はどう変るのか?世界一GMの見通し

[ 2022年11月14日 07:24 ]

 米記録専門サイト「ファングラフス」のデービッド・ローリア記者がアストロズを世界一に導いたジェームス・クリック前GM(44)を取材。2023年シーズンから始まる守備シフトの制限で一番影響を受けるポジションはどこかについて尋ねている。13日(日本時間14日)に報じた。

 クリック前GMはイエール大学卒業、アストロズの前はレイズのフロントでキャリアを積んでいた。「私の直感で言うと、二塁手。二塁手がライトの定位置の前に立つことはできなくなるから、異なる角度からの違ったスローイングの練習をやらなくて済む。春のキャンプでの二塁手の練習を減らすことができる」と言う。

 シフトを敷かれると、引っ張ってゴロの打球は大概アウトになる。ゆえに打者は引っ張るときは打球を上げることが求められた。この制限でゴロが野手の間を抜け、打者のアプローチは変わるのだろうか?「実際、どれほどゲームが変わるかはわからない。ルールの許す範囲で、チームは可能な限りシフトを続けると思う。(対左打者の時は)遊撃手は二塁ベースの後ろに、あるいは(対右打者の時は)二塁手が二塁ベースの後ろに立つだろう。問題はこのポジショニングのちょっとした違いで、来季打者のアプローチは変るのかどうか?結果はどうなるのかだ。そこはまだわからない。確かなのは内野手がより高い身体能力を必要とされること。打球が一番飛ぶであろう場所に野手を配置できないのであれば、野手がそこに早く到達できないといけない」と答えている。

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2022年11月14日のニュース