広島・菊池涼が10年連続10度目ゴールデングラブ賞!最多&連続受賞で山本浩二のリーグ記録に並んだ

[ 2022年11月14日 15:00 ]

三井ゴールデン・グラブ賞を受賞した(左から)ソフトバンク・甲斐拓也捕手、広島・菊池涼介内野手、ヤクルト・中村悠平捕手
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 プロ野球の守備のベストナインを選ぶ「第51回三井ゴールデン・グラブ賞」が14日に発表され、広島・菊池涼介内野手(32)が二塁手で歴代最多を更新する10年連続10度目の受賞を果たした。10度の受賞は、山本浩二(広島)、駒田徳広(横浜)、古田敦也、宮本慎也(ともにヤクルト)に並びセ・リーグ最多タイ。10年連続受賞は1972~81年の山本浩二に並ぶセ最長記録となった(パは福本豊が12年連続受賞)。二塁手では受賞回数、連続受賞とも両リーグ通じて最多で、自身の記録を塗り替えた。

 2年連続の投手4冠(最多勝、防御率、最多奪三振、勝率第1位)を達成したオリックスの山本由伸投手(24)は、GG賞でも2年連続2度目の栄誉。球団の投手の2年連続受賞は81、82年の山田久志以来となった。

 最多得票は、有効投票者数292人のうち231票を集めたヤクルトの中村悠平捕手(32)で2年連続3度目の受賞。守備率10割で、盗塁阻止率は両リーグ最高の・364。捕手の守備率10割での受賞はセ・リーグでは09年谷繁元信(中日)以来2人目となった。ソフトバンクの甲斐拓也捕手(30)は、球団では城島健司の7年連続に次ぐ6年連続6度目の栄誉。西武・源田壮亮内野手(29)は5年連続5度目の選出で、西武遊撃手の受賞は両リーグ最多を更新する通算19度目となった。

 巨人・中田翔内野手(33)は日本ハム時代に4度受賞しているが、セでは初。両リーグ受賞は城島以来9人目となった。ほかにロッテ・高部瑛斗外野手(24)、オリックス・福田周平外野手(30)、広島・森下暢仁投手(25)、ヤクルトの長岡秀樹内野手(21)、塩見泰隆外野手(29)、中日・岡林勇希外野手(20)の6選手も初受賞した。

 昨年、92年以来29年ぶりに受賞者なしに終わった日本ハムからは今年も選出されず。日本ハムの選手は93年から28年連続で同賞を受賞し、リーグ最長記録となっていた。DeNAからの受賞者ゼロは3年連続となった。

 両リーグの受賞選手は以下の通り。

【セ・リーグ】
投手  森下暢仁(広島)初受賞
捕手  中村悠平(ヤクルト)2年連続3度目
一塁手 中田 翔(巨人)初受賞(パで過去4度受賞)
二塁手 菊池涼介(広島)10年連続10度目
三塁手 岡本和真(巨人)2年連続2度目
遊撃手 長岡秀樹(ヤクルト)初受賞
外野手 塩見泰隆(ヤクルト)初受賞
外野手 岡林勇希(中日)初受賞
外野手 近本光司(阪神)2年連続2度目

【パ・リーグ】
投手  山本由伸(オリックス)2年連続2度目
捕手  甲斐拓也(ソフトバンク)6年連続6度目
一塁手 中村晃(ソフトバンク)3年連続3度目
二塁手 外崎修汰(西武)2年ぶり2度目
三塁手 宗佑磨(オリックス)2年連続2度目
遊撃手 源田壮亮(西武)5年連続5度目
外野手 高部瑛斗(ロッテ)初受賞
外野手 辰己涼介(楽天)2年連続2度目
外野手 福田周平(オリックス)初受賞

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