日本文理のプロ注目右腕・田中、今大会最速タイ148キロも6回7失点…再び破れた右人さし指の皮

[ 2022年8月9日 04:00 ]

第104回全国高校野球選手権第3日・1回戦   日本文理0ー11長崎海星 ( 2022年8月8日    甲子園 )

<日本文理・海星>6回、指を気にする日本文理・田中(撮影・藤山 由理)
Photo By スポニチ

 本来の日本文理(新潟)・田中晴也(3年)の姿ではなかった。新潟大会で防御率0.26を誇った最速150キロ、プロ注目右腕の夏は、初戦で終わりを告げた。6回8安打7失点。「悔しい気持ちが一番強い。勝てるという自信があって臨んでいたので、本当に悔しい」と唇をかんだ。

 新潟大会準決勝の北越戦で破れた右人さし指の皮が再び破れ、4失点した6回に限界を迎えた。田中は「5、6回くらいに悪化し始めた」。初回に今大会最速タイの148キロを計測した直球は5回に入ると140キロにも満たなくなった。

 注目される進路には「一番いい選択をしたい」と明言を避けたが「もちろん野球はまだ続ける。日本を代表できるような選手になるのが今の目標」と話した。(棚橋 孝太)

続きを表示

2022年8月9日のニュース