サヨナラ死球に泣いた興南、崩れ落ちた安座間に我喜屋監督「エースらしい投球してくれた」

第104回全国高校野球選手権大会第3日・1回戦   興南5ー6市船橋 （ 2022年8月8日    甲子園 ）

＜市船橋・興南＞　9回1死満塁、興南・安座間は市船橋の代打・黒川に押し出しの死球を与え泣き崩れる　（撮影・後藤　大輝）
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　沖縄県にとって本土復帰50年。特別な1年での甲子園夏1勝は届かなかった。興南は5点リードを逆転負け。9回にサヨナラの死球を与えた安座間竜玖は膝から崩れ落ちてしばらく立ち上がれなかった。我喜屋優監督は「選手が一体となってベストは尽くしてくれた」とねぎらった。

　先発したエースの生盛（せいもり）亜勇太は序盤から140キロ台前半の直球を連発。3回2死では自己最速を1キロ上回る148キロで空振り三振に抑えた。中盤以降につかまった。打線も6回から無安打に抑えられるなど、追加点が奪えなかった。我喜屋監督は「エースらしい投球をしてくれた」と話した。

　昨年2月に春夏連覇を果たした10年のエースで元ソフトバンクの島袋洋奨氏がコーチ就任。バッテリーを中心に指導した成果も4年ぶりとなった夏の甲子園出場につながった。