日本ハム・達は先頭弾に動じず2奪三振 新庄監督へ「ぜひ1軍で使って」とメッセージ

[ 2022年7月24日 06:00 ]

フレッシュオールスター   イースタン選抜7―4ウエスタン選抜 ( 2022年7月23日    長崎ビッグN )

<全イ・全ウ>全イ先発で1回1安打1失点だった達(撮影・岡田 丈靖)        
Photo By スポニチ

 全イの先発マウンドに立った日本ハムのドラフト1位・達は、初回先頭打者本塁打を許すも、1回1安打1失点で2三振を奪った。出はなをくじかれる一発は1ストライクからの2球目。真ん中寄りに入った直球を遠藤(阪神)に右翼席に運ばれたが「まあ、普通に打たれたなって感じでした」と顔色一つ変えず、後続と向かい合った。

 続く渡部(オリックス)はフォークで空振り三振。福元(中日)を左飛に仕留め、4番・正木(ソフトバンク)は再びフォークで空振り三振を奪った。出場決定時に掲げた「全部三振」の目標はかなわなかったが、「2三振を取れたのは収穫です」と確かな手応えを口にした。

 今季は2軍で7試合に登板。計12イニングを防御率1・50と順調に段階を上がってきたが、今月3日に新型コロナウイルスに感染した。この日は6月30日のイースタン・リーグロッテ戦以来の登板。「復帰戦にしては上々。もっと状態は上がってくるかな」と胸を張った。

 コロナ禍に見舞われるチームは、リーグ戦7連勝からこの日で6連敗。新型コロナウイルスに感染し、隔離療養中の新庄監督へのコメントを求められた達は「ぜひ1軍で使ってください」とアピールした。最下位からの巻き返しを図る後半戦へ、大型ルーキーが力になる。

 《有薗1安打も好機に凡退》日本ハム勢では有薗が「4番・三塁」で先発出場。3回に左前打を放ったが、6回2死一、二塁で三ゴロ、9回無死二塁では一邪飛と勝ち越しのチャンスを逃した。「MVP獲得のチャンスだったんですけど、力んでしまった」。「6番・捕手」で先発出場した古川裕は2打数無安打だったが、「勉強になった部分もある。後半戦は1軍の戦力になれるように」とチームでの奮闘を誓った。

続きを表示

2022年7月24日のニュース