【菊池雄星と一問一答】ヤンキース戦で好投「自信になるし、間違いなくいい方向にいっている」

[ 2022年5月11日 13:25 ]

ヤンキース戦に登板した菊池雄星(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(30)が10日(日本時間11日)、敵地ニューヨークでのヤンキース戦で先発し、5回1/3を投げ、2安打2失点(自責点2)3四球7三振だった。89球54球がストライク。速球の最速は156.2キロ(97.1マイル)だった。菊池の防御率は4.15となっている。

 速球に力があったこの日の菊池は、5回まで無安打という堂々のピッチング。特に3~5回は9人の打者をパーフェクト、5奪三振という力強い投球だった。しかし、ブルージェイズが3―0とリードして迎えた6回、先頭のラメーヒュに初安打となる左越え二塁打を許し、続くジャッジに3塁内野安打を打たれると、一死後に降板。交代した右腕ガルシアがスタントンに右越えの同点3ランを許し、菊池に自責点2がつくとともに勝ち星も消えた。試合はその後、ブルージェイズが8回に2点を勝ち越すも、9回裏にジャッジの逆転サヨナラ3ランでヤンキースが6―5でサヨナラ勝ち。ブルージェイズはこれで3連敗となった。試合後の菊池の一問一答は以下の通り。

――今日は何がよかったのか。
 「ストレートが今日はとにかくよかったんで、それが一番。前回もよかったですけど、今日は特にストレートで押していけたっていうのがよかったと思います」

――リリーフのガルシアの退場処分には驚いたか。
 「正直、僕だけじゃなくて、ベンチにいるみんながびっくりしたと思います。何が起きたか正直わからなかったですね」

――2戦連続で同じチームとの対戦で好投。何かを変えたのか、それとも同じように臨んだのか。
 「ピート(ウォーカー投手コーチ)からは、2回連続になるし、開幕カードを含めれば3週間で3回、ヤンキースと当たるんで、ずらした方がいいんじゃないかっていう話もあったんですけど、僕自身はいきたいですっていう話をしました。特にアプローチは変えてないですけど、とにかく自分のストレートに自信を持って、今日、投げようと思っていました」

――4月下旬から新しくしたスライダーの安定感はどうか。
 「今日は抜けていたりしたボールもありましたし、まだまだ球速も3マイル、4マイル、違ったりもするんで、まだトライしながらっていうところがあります。ただ低めに決まったボールはすごくいいバッターが反応してくれているので、もっともっとよくなるんじゃないかなと思います」

――2戦連続でヤンキースに好投し、手応えを感じるのでは。
 「そうですね。今日は結果球、フィニッシュのボールはほぼストレート、半分以上はストレートだったと思います。バッターもストレートを待っている中で、この強力打線に向かっていけた、そしてストレートで差し込めていけたっていうのは今後、ヤンキースとやる上で自信になりますし、間違いなくいい方向にいっていると僕は思っています」

――降板後、スタントンのホームランが狭い右翼に入ったことにフラストレーションを感じたか。
 「まあそれはね、いろんな球場がありますから。この球場でやるときはそういうもんだと思ってやるしかないし、球場はあまり気にせず、球場によって攻め方を変えるとかそういうことは基本しないというか、できるタイプでもないので。とにかく持っているボールをどこの球場でも出せるように、っていうところです」

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