広島・マクブルーム、気迫V弾「打席の中には戦う姿勢を持って」

[ 2022年5月11日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3-0阪神 ( 2022年5月10日    甲子園 )

<神・広>6回無死一塁、マクブルームは先制2ランを放つ(撮影・大森 寛明)
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 傷だらけの左腕にささげる一撃だった。0―0の5回に一塁走者の床田が先の塁を狙った末に転倒。攻守にわたる気迫はマクブルームにも伝わっていた。

 「床田は初回からいい雰囲気が出ていたので点を取ればやってくれるんじゃないかと思っていた」

 快投を続けたチームメートの思いに4番がバットで応えた。6回無死一塁からの第3打席。フルカウントからの8球目だ。先発の西勇が投じた失投をフルスイング。高めに浮いたスライダーを完璧に捉えた大飛球は左翼席に飛び込んだ。チームトップの先制5号2ラン。決勝弾となった一発でチームの3連勝も呼び込んだ。

 「何が起こっても調子が良くても悪くても打席の中には戦う姿勢を持って入っている」

 秘めた闘志を最高の形で示した。来日初の2戦連発。これで5本塁打のうち甲子園では2本目だ。「この球場で勝ち続けるのであれば好きな球場の1つになるんじゃないですかね」。今季の阪神戦は開幕から引き分けを挟み6連勝。その中心に頼れる新助っ人がいる。

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2022年5月11日のニュース