落合博満氏 シーズン中に捨てゲームは「ある」 大量失点も「台所事情」で投手交代できず

[ 2022年5月11日 17:20 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が11日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、監督時代の捨てゲームについて語った。

 シーズン中に捨てゲームがあったのか尋ねられた落合氏は「ある」と明かした。「7点、8点、10点取られても完投させなきゃいけないっていうときは完投させる。“なんでここでピンチヒッターじゃないんだよ”って周りは思うだろうけどね」と周囲の反応も理解していた。

 代えない理由について「それは台所事情があって。そうせざるを得ないっていう試合もあるし、これどうやっても今日は負けだろうなっていう、ピッチャーがいなくてね。お客さんには失礼な野球の運びはするけども」と投手不足のチーム事情を考慮しての采配とした。

 「10点くらい取られて、なんで完投するんだよとかね。それはお客さんはわかんないから、台所事情は。“なんだい、今日は捨てゲームかよ!”って思われるゲームはある」と振り返った。それでも「負けだろうなって覚悟して勝ったら、2倍も3倍もうれしいっていうのはあるよね」と捨てゲームからの大逆転勝利の喜びも語った。

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2022年5月11日のニュース