DeNA・伊勢「大明神」17試合連続零封 オーナー地元の新潟で7年ぶり勝利導いた

[ 2022年5月11日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA3-1巨人 ( 2022年5月10日    新潟 )

<D・巨>8回に登板し、3者連続三振に仕留めたDeNAの伊勢(撮影・島崎 忠彦)
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 DeNAがどうしても勝ちたかった新潟で、伊勢「大明神」が仁王立ちした。堂々たるマウンドさばきで代打・立岡、八百板、広岡から3者連続空振り三振。「低め低めに変化球を投げていた。だからそこに意識がいってバッターが(高めを)振っちゃった」と不敵に笑った


 3―1で迎えた8回を13球で封じた。決め球は全て140キロ台後半の高め直球。僅差の勝利を呼び込み、これで開幕から17試合16回1/3を連続無失点だ。無安打投球も8試合8イニングを継続中で、1試合分の「9回ノーノー」にもあと1とした。

 8日に救援陣の一角、三嶋が右肩の張りで戦線を離脱した。伊勢は「中継ぎは家族みたいなもの。みんなでカバーする」と自覚は十分。開幕前には直球が高めのボールゾーンに抜ける悪癖修正のため、プレートよりも1メートル前から投げ、球の軌道に角度をつけて制球する練習にも取り組んだ。「それも今につながっている」と手応えをつかんでいる。

 新潟は、観戦した南場智子オーナーの地元。就任した15年の5月10日の巨人戦で勝って以来4連敗中だったが、7年ぶりの勝利をもたらした。三浦監督が「伊勢は大きな存在。オーナーの地元で久しぶりに勝てた」と称えると、伊勢も「球には自信を持っている。頭を使えばもっと上にいける意識でやっている」と頼もしく話した。(大木 穂高)

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2022年5月11日のニュース