阪神・中野は懲罰交代 3回の失策など攻守に精彩欠き、矢野監督「気持ちを感じない」と非情采配

[ 2022年4月1日 22:05 ]

セ・リーグ   阪神5-6巨人 ( 2022年4月1日    東京D )

<巨・神(1)>3回、吉川の打球をファンブルする中野(撮影・河野 光希)
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 阪神がリーグワースト2位タイで、球団ワーストを更新する開幕7連敗を喫した。敗戦後の矢野監督は「大きなことを言えることは今はないけど、目の前のことを必死にやっていきます」と努めて前を向いた。

 チーム内から沈滞ムードを一掃し、負の連鎖を断ち切るべく、非情采配を振るっていたことも明かした。3回に吉川の遊ゴロで失策を犯し、4回無死一塁の第2打席では見逃し三振も喫した中野を4回の守備からベンチに下げた理由について指揮官は「気持ちを感じないので。球際に最近ちょっと弱いというか…なんとかしようという気持ちがないわけじゃないんだけど…」と説明。続けて「後から行くヤツは、試合に出たいヤツばかり。(小幡)竜平も(木浪)聖也も必死。あいつ(中野)も毎日、試合に出ながら、その気持ちを続けていくことは簡単じゃないとはいえ、そういうことをやっていかないと、あいつの成長もない。『気』が出ている感じがしない」と奮起を促した。

 プロ野球史上、開幕7連敗したチームの逆転優勝したケースはない。矢野阪神は今季初の伝統の一戦で、早々と“デッドライン”を越えてしまった。どうしても負のデータばかりが目に付くが、今は現状打破が先決だ。

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