広島打線が止まらない!新助っ人マクブルームV撃で来日初のお立ち台「非常に良い雰囲気」

[ 2022年4月1日 05:30 ]

セ・リーグ   広島3ー2阪神 ( 2022年3月31日    マツダ )

<広・神(3)>ヒーローインタビューでファンに手を振る広島・マクブルーム (撮影・奥 調)
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 怒とうの勢いだ。93年の球団記録に並ぶ29年ぶりの開幕6連勝。つながる広島打線、ヒーローは新加入のマクブルームだった。頼れる助っ人は、来日初となる本拠地お立ち台で笑みを浮かべ、歓喜の声を張り上げた。

 「私にとっては初のホームシリーズ。非常に良い雰囲気で良い野球ができたことが本当にうれしい。皆さんに感謝したいと思う」

 過去2年で9勝を献上した天敵・秋山を攻略した。2点を追う5回先頭で左翼線二塁打を放って同点劇をお膳立てすると、6回2死二塁では勝負強さを発揮する。甘く入った初球を強振。放物線を描いた大飛球は逆風に押し戻されたものの、フェンス直撃の勝ち越し二塁打となった。

 「どうして(スタンドに届かなかったの)かは分からないが、パワーが無いことが分かったので明日、しっかりウエートトレーニングをやりたいと思う」

 来日1号を確信していたのか、ジョークがさえる。それにしても適応能力が高い。12日に来日し、ウエスタン・リーグ3試合にのみ出場して29日に合流。阪神戦に6番左翼で先発して来日初安打を放つと、30日からは4番に入り2試合マルチ2安打1打点の大暴れだ。

 投打がかみ合い4試合連続の逆転劇。「本当にいい勝ち方ができている」。佐々岡監督は開幕6連勝に笑いが止まらない。新助っ人についても「三振が少ないし、大きいのも、逆方向にも打てる。相手からすると嫌だと思う」と目を細めた。「ヒットを量産することに重きを置いている。長打はそのうち付いてくると思う」。打率・455。新助っ人は自信満々にさらなる爆発を予告した。 (江尾 卓也)

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