「ビッグボス」名付け親 独占手記 バリ島生活の友人・アントンさん「愛称が浸透してうれしい」

[ 2022年4月1日 05:30 ]

パ・リーグ   日本ハム6―2西武 ( 2022年3月31日    札幌D )

バリ島で暮らしていた当時の新庄監督(右)と、バイクの前で記念撮影するアントンさん(同氏提供)
Photo By 提供写真

 日本ハム・新庄監督が2006年の現役引退後に生活の拠点としていたインドネシア・バリ島。当時の友人で「ビッグボス」の名付け親でもあるアントン・マハヤサさん(46)が当時の秘話を明かし、監督初勝利を祝福した。

 私は、以前働いていたハーレーダビッドソンの代理店で新庄さんと知り合いました。そこで「ダートバイク(モトクロス)に乗ってみては。楽しいよ」と、この競技に引き合わせたんです。そこから、毎晩のように彼に乗り方をコーチしました。うちの家にも来てくれて、妻や子供たち、愛犬ともよく顔を合わせて、とても仲良くなりました。その後、インドネシアでチャンピオンになった人物をコーチとして紹介すると、彼は私より数段上の達人になってしまいました(笑い)。

 ビッグボスと呼ぶようになったのは、2010年ごろからです。バリ島ではハーレーやその部品が、輸入の都合で日本の価格の数倍もするのですが、即決で購入していました。また、レストランの外にいるおなかをすかせた動物のために豪華なセットメニューを注文するのも見て、気前の良さとともに、思いやりのある寛大な心の持ち主だと感心しました。加えて、彼は私に、どうすれば誠実な人間になれるかも教えてくれました。この愛称が日本で浸透したと聞いて、うれしいと同時に、とても驚いています。

 ご無沙汰していますが、ビッグボスの笑顔がまた見たいです。監督として、規律の取れたチームで勝者となってください。健康に気を付けて、これまで通り、地に足の着いた謙虚な人でいてほしいですね。

続きを表示

この記事のフォト

2022年4月1日のニュース