西武劇的逆転サヨナラ 延長11回おかわり弾 10年目・田中がプロ初勝利 

[ 2015年9月12日 18:08 ]

<西・日>6回1死三塁、脇谷の左中間適時二塁打で生還した秋山はチームメートに出迎えられる

パ・リーグ 西武9―8日本ハム

(9月12日 西武プリンス)
 西武は最大で5点差あったビハインドを追いつくと、7―8で迎えた延長11回に4番・中村の2ランで逆転サヨナラ。勝利投手となった10年目の田中はこれがプロ初勝利。シーズン200安打まであと4本に迫っていた秋山は、先頭打者本塁打に加えて適時三塁打を放つなど3安打の大活躍。200安打まであと1とした。

 秋山の14号先頭打者本塁打で幸先良く先制した西武だったが、先発の十亀が大乱調。甘く入った球を痛打され、1回途中6失点でマウンドを降りた。

 だが、1―6と5点をリードされて迎えた2回。8番・炭谷が追撃ののろしを上げる2号2ランを左翼スタンドに放つと、秋山の中前打などで好機を作り、3番・浅村の右前適時打で2点差に迫った。

 両チームが1点ずつ奪って迎えた6回には、秋山のこの日3安打目となる適時三塁打で1点差に。そして、続く脇谷の適時二塁打でついに同点に追いついた。

 試合は延長線に突入し、11回に日本ハム・中田に勝ち越し適時打を打たれたが、その裏に1死一塁から4番・中村が37号逆転サヨナラ2ラン。劇的勝利で西武の7番手・田中にプロ初勝利が転がり込んだ。

 日本ハムは序盤に6点を奪い試合を優位に進めるかに思われたが、先発の中村勝が誤算。延長11回に勝ち越したが、まさかの逆転サヨナラ負けで4連敗となった。

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2015年9月12日のニュース