オリックス谷 最も名球会に近づきながら引退する選手に…

[ 2015年9月12日 05:30 ]

オリックスの谷

 オリックスの谷佳知外野手(42)が今季限りで現役を引退することが11日、分かった。球団にも意志を伝えたと見られ、近日中にも発表される見込みだ。昨季から8年ぶりに古巣に復帰し、通算2000安打まで、あと73本に迫っていたが、出場機会にも恵まれず、19年間のプロ生活に別れを告げることになった。

 1978年に日本プロ野球名球会が創設された時に入会条件として設定された、投手なら通算200勝、打者なら通算2000安打という数字は区切りであると同時に多くの選手の目標となってきた。近年では野村謙二郎(広)、田中幸雄(日)、小久保裕紀(ソ)が、2000安打をマークした年に現役を引退している。

 現役では谷のほかに新井(広)、井端(巨)、福浦(ロ)が通算1900安打以上で続く。谷は昨年オフの契約更改時に「2000本は基本的に通過点。必ず達成できるようにやっていく」と意欲を見せていたが、1927安打で終わると、最も名球会に近づきながら引退する選手ということになる。

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